教員として働きながら民間企業への転職を考え始めると、学校での経験が企業で通用するのか、授業や部活の合間にどう転職活動を進めればよいのかと迷う人は少なくありません。
教員経験は教育系企業で評価されるケースも多く、業界に詳しい転職エージェントを使えば、強みの伝え方やおすすめの転職先の探し方など、初歩的なところも相談できます。今回は、教育系企業への転職に強いおすすめのエージェントを3社紹介します。
教育キャリアナビ

引用元:https://x-ship.jp/education_jobchange/
| 会社名 | 株式会社クロス・シップ |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区浜松町1-10-11 VORT浜松町Ⅱ 7F |
| 電話 | 03-6435-2071 |
教員免許を活かせる通信制高校の求人
教壇に立ち続けながら働き方を変えたい人には、教育キャリアナビが扱う通信制高校の求人が有力な選択肢です。同社によると、通信制高校は残業時間や時間外労働の管理が全日制の学校よりも徹底されています。部活動の指導がないことも多いため、休日に部活の引率で出勤するような働き方からも離れやすいでしょう。
公式サイトでは、公立学校の労働環境や教育スタイルが合わずに悩んでいた20代の教員の事例が紹介されています。部活指導がなく残業も少ない通信制高校へ移り、生徒一人ひとりと向き合える環境を得たケースです。
また、教育キャリアナビは探究学習やICT教育に取り組む学校法人や企業の求人も扱っています。授業づくりの経験を新しい教育の現場で活かしたい人も相談してみてください。
専任アドバイザーとマンツーマンで重ねる面接対策
民間の選考を受けた経験がない教員にとって、とくに不安が大きいのは書類と面接でしょう。教育キャリアナビでは、教育業界に精通した専任アドバイザーが、過去の合格実績と選考のノウハウをもとに書類添削と面接対策をマンツーマンで実施しています。選考での評価が高まった結果、求人票に書かれた下限の年収を上回る条件が提示された例も多いと同社は説明しています。ただし、選考の通過や年収アップが保証されるわけではないため、提示された条件は年収だけでなく勤務時間や休日まで確かめてください。
求人票に載らない職場の雰囲気まで確かめられる
教育キャリアナビは、求人票だけではわからない職場の雰囲気や働き方といった情報も提供しています。応募先に直接は聞きにくい疑問も、選考に響かないようアドバイザーが代わりに確認してくれるため、面接前や入職前の不安を一人で抱える必要はありません。同社が公表している定着率は98.45%で、入職者のうち入職後半年以内に離職しなかった人の割合を示しています。入職後の働き方まで確かめてから転職先を決めたい人にとって、判断材料の一つになるでしょう。
Education Career

引用元:https://education-career.jp/
| 会社名 | 株式会社ファンオブライフ |
|---|---|
| 住所 | 東京都新宿区新小川町5-5 サンケンビル4階 |
| 電話 | 03-6897-6362 |
教員から教材制作やEdTechまで広がる職種の選択肢
Education Careerが扱う求人は、教員・教師や塾講師だけではありません。教材制作やカリキュラム開発、教室長、大学職員、研修講師、教育サービスの営業など、教育業界の幅広い職種から転職先を探せます。教科指導で教材を工夫した人なら教材制作やカリキュラム開発、生徒や保護者と向き合う機会が多かった人なら教室長や教育サービスの営業が候補になるでしょう。公式サイトの事例の一つが、私立高校の教員(年収450万円)からオンラインスクールの教員(年収480万円)へ移り、土日祝日の休みと年収アップを両立した32歳の転職です。
求人検索では「教員経験歓迎」「土日祝日休み」「残業少なめ」といった条件でも絞り込めます。面談では希望に沿う求人に加えて、予想していなかった選択肢も提案してもらえるため、教壇以外の道も視野に入れたい人に向いているサービスと言えるでしょう。
業界専門ならではの書類作成と選考対策
Education Careerは、教育業界に特化した転職支援を通じて、評価されやすい書類の書き方や選考対策のノウハウを蓄積しています。教員の経験をどのように書けば教育系企業の採用担当者に伝わるのか、業界の目線からアドバイスをもらいましょう。求人企業との条件交渉や現職の退職交渉の進め方など、選考以外でつまずきやすい場面もEducation Careerに相談できます。内定後も入社日の調整や円満退社に向けた助言を受けられるため、年度の区切りを意識しながら退職の段取りを組めるでしょう。
自宅からオンラインで相談できる面談
Education Careerの面談はオンラインまたは電話で実施され、所要時間は30〜60分程度です。授業や校務を終えた後でも、自宅から転職の相談を始められます。今すぐ転職すると決めていなくても、教育業界の動向や給与相場を聞くための相談が可能です。紹介された求人に必ず応募する必要はなく、求人によっては合格の可能性を簡易的に判定してもらえます。
サイトに公開していない非公開求人もあるため、気になる職種が見つからない場合も、まずは登録して希望条件を伝えてみてください。
doda

引用元:https://doda.jp/consultant/
| 会社名 | パーソルキャリア株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー21階 |
なお、dodaエージェントサービスは、厚生労働省の委託事業である「職業紹介優良事業者認定制度」で優良事業者として認定を受けたサービスです。気になる人は、ぜひチェックしてみてください。
20万件以上の求人から教育業界以外の道も探せる
dodaのエージェントサービスは20万件以上の求人を扱っており、教育業界に限らず幅広い業界・職種から転職先を探せます。教員免許を活かせる教育系企業を第一に考えつつ、ほかの業界の求人とも比べたい人におすすめです。教員から民間企業への転職は珍しくありません。転職先の業界について迷っているのであれば、dodaを比較の材料集めに活用しましょう。
教員の強みを企業に伝わる言葉に整理するアドバイス
dodaは、教員が民間企業で評価されやすいスキルとして、コミュニケーション能力と課題解決力、マルチタスク力の3つを挙げています。生徒や保護者、同僚と調整しながら、授業や部活動、事務作業を同時に進めた経験が、企業の仕事にも通じるという考え方です。dodaのキャリアアドバイザーは、提出物の確認や採点を1日10〜20件、進路相談を1週間に3〜5件といったように、業務を数字に置き換えて伝える方法も勧めています。
自分では当たり前だと思っていた仕事も、数字を添えれば実績として伝わるため、職務経歴書に書き出してみてください。
面接日程の調整まで任せて授業と両立できる
dodaのエージェントサービスでは、応募書類の提出や面接日程の調整といった企業とのやり取りを、キャリアアドバイザーなどの担当者が代行する仕組みです。キャリアカウンセリングも原則としてオンラインまたは電話で実施され、担当者とは電話やメールのほかLINEでもやり取りできます。授業や校務で日中に電話をとれない教員でも、手間を減らしながら選考を進められるでしょう。
dodaは、学校への影響が少ない3月末の退職を目指す場合、10月ごろから転職活動を始めることを勧めています。転職活動には平均2〜3カ月が必要で、登録からキャリアカウンセリングまで2週間程度かかることもあるため、3月末から逆算して年度の後半に入る前に登録を済ませてください。
まとめ
教員免許を活かして教育系企業へ転職するなら、どの分野の求人を見たいかでエージェントを選びましょう。通信制高校などで教員として生徒と向き合い続けたい人には、教育キャリアナビが向いています。教材制作やEdTechなど教育業界の幅広い職種を比べたい人にはEducation Career、教育業界以外の選択肢も含めて検討したい人にはdodaが合うでしょう。3社とも無料で登録できるので、まずは面談で自分の経験がどのような求人につながるのかを確かめてみてください。